7日アーカイブ映像+14日ライブ視聴お申込み受付中!
タミル地方をこよなく愛する4人(インド映画ファン、研究者、音楽フォトグラファー、タミル芸能家)による、タミル映画”Sarvam Thaala Mayam”『世界はリズムに満ちている』(2018年東京国際映画祭邦題, 監督:ラージーヴ・メーナーン, 音楽監督:A.R. ラフマーン)を10倍楽しむトーク on ZOOM!
あなたの知らないインドに出会えるかも?

「インド文化クロストーク」趣旨
インド文化について漠然と知識は持っているものの、とにかく広いインド。旅行に行っても、映画を見ても、何度でもカルチャーショックを与えてくれる頼もしい国ですね。一つの州をとっても多様性に満ち、その理解は一筋縄ではいきません。インターネットやインド映画の普及で様々な情報は得られるようになったものの、コアな情報は意外と知られていないものです。
知っているようで知らないインド文化。広く浅くも楽しいけれど、一つのテーマを取り上げて、人生の半分近くをインド文化と向き合ってきた強者?たちのトークをシェアできたらもっと面白い!ということで「インド文化クロストーク」開始します。
1回目のライブ配信は終了いたしました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
見逃した方、ご興味のある方は1回目はアーカイブ映像、2回目はライブにて同料金でご視聴頂けます!
①14日(水)にライブでご視聴される場合
銀行振込ご希望の方10月12日(月)17時まで
ペイパル決済ご希望の方10月13日(火)17時まで
②アーカイブ映像のみご視聴される場合
10月21日(水)までとさせていただきます。
お申込みはコチラ↓(下部にもあります)
https://ws.formzu.net/fgen/S67914964/
主催「インド文化クロストーク」事務局
共催 まちかど倶楽部

★各回終了後、申込みされた方全員にアーカイヴ映像をご覧いただけることになりました!配信は2週間程度を予定しています。ライブでのご参加された方には抽選でプレゼントもご用意しています!
第1回 10月7日(水)20:00-21:30(ZOom配信)
沢山のご参加ありがとうございました!!
小尾 淳「タミルの言語問題と音楽」
Sarvam Thaala Mayam(STM)で語られていなかった、しかし重要なバックボーンの一つに、タミル地方の重層的な言語の歴史があります。南インド古典音楽(カルナータカ音楽)がはぐくまれた、かつてのタミル文化の中心地タンジャーヴールは、14-17世紀には南インド一帯を支配していたヴィジャヤナガル王国、17-19世紀には西インドを拠点とするマラーター王国の統治下にありました。前者の時代にはテルグ語とサンスクリット語の文化が、後者の時代にはマラーティー語の文芸が花開きました。一方、土着のタミル語はどちらかというと日陰の存在に甘んじることに。タミル地方の音楽でありながら、カルナータカ音楽にはテルグ語とサンスクリット語のレパートリーが圧倒的に多い所以です。しかし近代化や独立運動の流れとともにタミル民族意識が高まり、1969年にはついにタミル語を州公用語とするタミル・ナードゥ州(タミルの国)が誕生します。タミル至上主義の風潮のなかで葛藤する音楽界…。STMの挿入歌(テルグ語の曲とタミル語の曲)を引用しつつ、言語面からタミルの歴史を概観する超レアトーク!
第2回 10月14日(水)20:00-21:30(Zoom配信)
井生 明「チェンナイの古典音楽シーン概観~映画のバックグラウンドを垣間見る~」
Sarvam Thaal Mayamの舞台となる南インドのチェンナイは、ヒンドゥー教文化の粋を集めた珠玉の古典音楽(カルナータカ音楽)が今なお活気を持って歌われ、愛されている稀有な土地。毎年12月頃は、世界一の規模とも評されるメガ音楽祭が市内で開催されています。インドの経済発展と歩みをともにするようにこの音楽祭が隆盛を誇る一方で、伝統芸能の世界につきものの排他的な風潮も長らく続いてきました。STMではカルナータカ音楽に欠かせないムリダンガムという両面太鼓の製作者が古典音楽家を目指し、その障壁と格闘する様子を描いています。長年にわたり南インド古典音楽シーンを取材してきた登壇者がオリジナル写真をふんだんにお見せしながら、現地のシーンの面白さや楽器製作の様子などについて、ゲストと共に濃密なトークを繰り広げます!
ゲスト
稲垣紀子(南インド料理店なんどり)
黒川妙子(タミル民俗舞踊グループ「ヌリッティアンジャリ」代表)
お申込み期限:
①14日ライブでご視聴される場合
銀行振込ご希望の方10月12日(月)17時まで
ペイパル決済ご希望の方10月13日(火)17時まで
②アーカイブ映像のみご視聴される場合
10月25日まで
【お申込みの流れ】
①【Paypalでのお支払い専用】こちらのURLまたはQRコードからお申込みフォームにアクセスしてください。
https://ws.formzu.net/fgen/S67914964/

②必須項目と全てご記入の上、「内容確認」ボタンを押してください。
③Paypalでのお支払のみとなります。「お支払」を押すとそのまま決済画面に移ります。銀行振込をご希望の方は恐れ入りますが、iccrosstalk@gmail.comまで直接お申込みください。
④お振込み確認後、主催者より確認のメールをお送りします。配信の前日までにZoomミーティングURLをお送りしますので、開催時間になりましたらお繋ぎください。
※あらかじめ、端末にZoomアプリのインストールをお願いいたします。
スピーカー紹介
井生 明(いおう あきら)
音楽好きフォトグラファー。約20年にわたり南インドのカルナータカ音楽シーンを定点観測。南インドの古典音楽・舞踊・儀礼などをメインテーマに、インド全般、東南アジアの芸能、インド外のタミル人コミュニティの様子などを中心に幅広く撮影する。2008年から2年半、カルナータカ音楽(南インド古典音楽)をより深く調査するためチェンナイに滞在。現地の芸能雑誌「シュルティ」にも継続的に写真を提供し、提供写真が表紙も飾る。また「まちかど倶楽部」名義でのイベント企画も行っており、2021年秋には南インド・チェンナイよりカルナータカ音楽家3人を招聘予定。著書に南インド古典舞踊のデビュー公演を迎えるタミル人少女を追った「ひよっこダンサー、はじめの一歩」((玉川大学出版部)、共著に南インド文化のビジュアルガイドの決定版「南インドカルチャー見聞録」(阿佐ヶ谷書院)がある。
小尾 淳(おび じゅん)
大東文化大学国際関係学部助教。専門はインド文化研究、芸能と社会、宗教学など。”Sarvam Thaala Mayam”(海外輸入盤)日本語字幕協力、2020年インディアン・ムービー・ウィーク(IMW)タミル語映画監修。著書『近現代南インドのバラモンと賛歌』2020年、青弓社。オンラインタミル語講座「楽しいタミル語」開講中。特技:南インド古典舞踊とカルナータカ音楽(実技・理論)。
稲垣紀子(いながき のりこ)
STM輸入盤DVD日本語字幕協力(なんどり名義)。南インド映画祭【テリ~スパーク~】日本語字幕担当。 1998年【ムトゥ踊るマハラジャ】日本公開時以来、タミルを中心とするインド映画ファン。 会社員の傍ら、夫の南インド料理店「なんどり」でインド映画なイベント企画、輸入盤DVDの販売を手伝う。 東京国際映画祭でSTM上映時感銘を受け、この映画が将来日本公開実現すること、日本のインド古典音楽シーンとインド映画シーンで共に盛り上がることを夢見ている。
個人サイト http://munmun.moo.jp
南インド料理店・なんどり 公式サイト https://nandri-tokyo.com
STM DVD販売ページ https://shop.nandri-tokyo.com/items/26627966
黒川妙子(くろかわ たえこ)
1980年より16年間にわたりヴァサンタマラ印度舞踊研究所にて舞踊家シャクティに師事。1999年国際交流基金の派遣でインドの民俗芸能を調査中にダリットの太鼓パライに出会う。タミルナードゥ州ディンディガル市在住の、シスターチャンドラによる農村女性教育の活動に共鳴し交流を続け、民俗舞踊を学んだ。ユネスコアジア文化センターや国際識字文化センターでは長年アジア太平洋地域の教育事業に従事。タミル民俗舞踊のグループ「ヌリッティアンジャリ」の代表。聖心女子大学非常勤講師。
皆さまのご参加をお待ちしております!